ニュース&お知らせ

一覧に戻る

2016/05/10 水源地エリアで見る「幻の胡蝶蘭」



本日も小生の「つぶやき」をご覧いただき
有難う御座います。
今回は、「幻の羽蝶蘭」をご紹介致します。
 
GW明けに横浜市の水源エリアへ訪問!
トルコ国アンタリアにて
開催されている国際花博覧会へ水源地の花として出品出来るかの?
視察と調査として訪れました。
山北町駅は、無人駅・・・


 
 
 
神奈川県南足柄郡山北町皆瀬川上流エリアへ打ち合わせに!
鉄橋は東名高速道路の皆瀬橋と
左下の河川が横浜市の水源地源流の1つである皆瀬川!


 
 
訪問先は、山北町共和地区集落にお住いの
猟師歴70年の杉本  一氏を訪問!
杉本氏宅を訪れると、
軒先に鹿の角が100頭分と
猟犬の餌やりで鹿肉のさばき中の杉本氏!


 
杉本氏よりお見せ頂いた水源地周辺の山で
仕留めた月の輪熊の写真!
中央で腰に手を当てている杉本氏!
御年86歳の現役とは驚き・・・


 
丹沢山系では、幻の山野草として「羽蝶蘭」が
生息していますが、
3年に一度しか花をつけない事から数年前には
一株数十万円の値が付いたことにより、
生息エリアでは、心無い人に乱獲されてしまい現在は
ほとんど見られなくなりました。
そんな状況の中、杉本氏が栽培して山に返し、
貴重な蘭を蘇らせようと、現在奮闘中との事。


 
花が付く時期は6月下旬~7月一杯である為に、
昨年の栽培中に花が付いた写真を
見せていただきました。
杉本氏とのお話を聞いて本当に素朴で
小さな「羽蝶蘭」を水源地エリアのシンボルとして、
この貴重な蘭を蘇らせる活動の一助になる様に
微力を振るうつもりで、ご紹介致しました。


  
水源地ならではの山野草を心ある水源地住人が
栽培しているからこそ、花を咲かせています。
 
具体的な栽培方法は、額の中の雄しべを楊枝で
取り雌しべに花粉を受粉すると
花びらが枯れ授精の目安になり種は目に
見えない種の為に種を砂に混ぜて種別します。
 
発芽時には、蘭菌が無いと発芽しない為、
蘭菌のある場所へ蒔くことになります。
発芽してから3年で花が付く為に
幻の花の由縁であります。
 
従い、水源地地域の自然界では、
人が見て価値のある花とみれるのは
1000本に1本の為に希少価値が高く、
これもまた幻の花といわれる由縁であります。
 
この様に自然環境にめぐまれた水源地ならではの
自然野草蘭を保護出来る環境作りに、
我々も貢献していく所存であります。

 

ページの先頭へ

一覧に戻る