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2021/09/21 200年以上の欅(けやき)を再利用する拘りの理由 part1



本日も弊社ホームページをご覧いただき、有難うございます。
9月も終わりへ近づきますが、まだまだ暑く感じる日がありま
すが、朝・夜は涼しく感じる日が出てきましたね。寒暖差で体
調を崩さないようにお気を付けください。
本日は、200年以上の欅を再利用する拘りの理由をご紹介致
します。

 
「軸組解体完了~部材処理~計測」
  
 
遂に、200年以上前のKF邸が解体完了されました。
大黒柱が、解体され柱が地上に仮置きされ仕口や臍(ほぞ)の処
理がされました。200年以樹前の職人さんの加工後を拝見する
と木材が最近に墨付けされ刻まれた様な思えます。200年以上
も柱と梁を繋ぎ合わせ続けられた日本建築の技術の様には、本当
に驚きますね。しかし、200年以上前とは言っても、我が国は
1200年以上も現存している木材建築物があるのですから、む
しろ先人達の技術と技のレベルに対して関心するべきなのでしょ
うか?映像は、現代の大工が現代の工具を使用し200年前の職
人が手加工した部材の繋ぎ部分を処理している映像です。
この映像を200年前の大工職人が見ると驚く事でしょうね。
 

 
 
全ての柱/梁の仕口や臍(ほぞ)の処理を完了すると、設計や弊
社の技術者が巻き尺を使用し部材の長さや太さなど入念に計測し
記録に残します。全ては、現代の最新木造建築技術に200年以
上前の古材を再利用するには、緻密な計画を立てなければなりま
せん。勿論、古材1本1本に愛情を注ぎ最新の木材部材とのコラ
ボレーションを考えなければなりませんね。

下記の写真に映し出された古材は1本6000mm以上も有り、
部材の末口径は300mm以上ある部材ばかりです。計測するだ
けでも手間がかかる作業ですね。


part2へ続く


~我々建築部門は、木造集合住宅を
        完成すべく日々精進して参ります~

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